あおぞら共和国で小口先生とゆかいな仲間たち

すべての人に星空を。

4月20日(土)、朝から快晴に恵まれた山紫水明星の地、北杜市にある「あおぞら共和国」で、「あおぞら新緑まつり」となうって、小口クリニック(相模原市)の小口先生の周辺にいらっしゃる多様なみなさん(障害や病気をもつ子どもたちやその家族、いろんなつながりから)が、130人超もあつまり、穏やかですがすがしくにこやかな時間を過ごしました。

ほうとうづくり、ハイキング、コンサート、読み聞かせ、いろんなアクティビティが並行して行われる中、私たちは交流棟内で、4mドームで6回投影をしました。村メンバーは、高橋、跡部、大和淳・紀子(新潟)、野寺(富山)、岡森(県内)でした。実は、この新緑まつりの企画の中心であった西嶋さんも、村人。他、稲村さん、鈴木さんも企画側で村人。

6回投影のうち、2回ほどは、4mドームから人が飛び出るほどのぎゅーぎゅーに入っての投影でしたが、窮屈さをはるか超える一体感がぎゅっと胸にせまる時間でした。

ご家族でいらしているときょうだい児さんはもちろん、お医者さんの立場でいらしているご家族の子どもたちなど、障害や病気を抱える子どもたちのまわりにいろんな子どもたちが交じり合います。言葉で表現する子どもたちの歓声や「さそり座!」「ライオン!」といった元気な声、逆に「こわいよー、おばけでるー」という不安な声を、自身では言葉を発しない子どもたちは、全身で受け止めているのでしょう。その分感情表現もきっと豊かになる。

はじまる前に、障害をもつお子さんをそれぞれに持つご家族2組、お名前をうかがうと最初の2文字が同じ。「てんびんのぶちゃん」「おひつじのぶちゃん」。「名前呼んでもらって、すごい嬉しそうにしてました」とお母さん。最初は知らない同士でも、同じ星を見上げるとそこでお友達になる。そんな時間だったようにも思います。

小口先生は、「20年ぶりにあった患者家族がきてくれて泣いちゃったよ」などほんとに嬉しそう。他、仁志田先生もいらっしゃり、「医療を変える!」神應先生など、彼らとともに、医療者が宇宙観を持つことの意義などのお話ができたことも、ほんとにかけがえのない時間となりました。

村人の大和紀子さんは、セイフティートークデビュー、それに淳さんがひなたちゃんうさぎで一緒のパフォーマンスしてくれたのもとてもよかった。いずれ、新潟方面の病院プラネを担ってくれるなあ!と期待しています。

夜の観望会のために、野寺くんは「ユニバーサルデザイン望遠鏡」をもって富山からきてくれたのですが、夜は残念ながらお月さまも隠れる曇りとなってしまって残念。でも、全部完璧だとこの次困るからね、と小口先生。また来年も、と思います。