みちのく七夕キャンプ

すべての人に星空を。

 8月2日~3日、難病の子ども支援全国ネットワーク主催の「みちのく七夕キャンプ」にお伺いしました。2015年から毎年なので、今年で5回目になります。
 星つむぎの村スタッフは、高橋、跡部。初日にあたる2日の夜には、観望会を、3日の日中は、プラネタリウムを9回投影しました。
 25組のキャンパーさん(イベントの主役の子どもたち)とそのご家族、実行委員会スタッフと多くのボランティアスタッフで、120人以上の方々が集って交流するこの会、なんと、今年で25回目を迎えています。1年に唯一の家族旅行、というご家族も。
 初日の夕方、久しぶりに見る美しい夕焼け空に二日の細い月。その後も、よく晴れた空に、木星、土星が輝き、夏の大三角、さそり座、北斗七星、などなど一緒に見上げました。 「土星の環っかはじめてみた!」「え、これホンモノ?」と興奮気味なご家族やボランティアさんたち。夜風の気持ちよさとともに、キャンパーさんたちにも星を見上げる体験が体にしみてくれているといいなと思います。
 3日のプラネタリウムは、3組ずつぐらいに入っていただき、ともに宇宙旅行をしました。30分はもたないと思う・・とお母さんがおっしゃっていた子も、飽きることなく集中して、素敵な表情で見ていました。やはり途中で・・といってたご家族も、同じく。
 きょうだい児であるEくん。実は、去年のキャンプと、そして11月に星つむぎの村の閖上イベントのときにもきてくださっていました。1回目の投影にキャンパーのお姉ちゃんとお母さんと一緒に。投影終わり、朝になっても、横になったまま、「もう1回」と。その後、午後の投影でまた体験してそのときは、私の横にぺったりとくっついて、ポインター操作もやってもらいました。きょうだいさんにとっても、このキャンプはかけがえのない時間です。
 星大好き!なNくんのバギーには、去年からつけている「火星」と「木星」の缶バッチがあって、今年は、あらたに星座缶バッチも仲間入り。
 年に一度、七夕の時期にみんなで会える。そこに天の川のある星空が待っているということに、みなさんがとても価値を置いてくださっています。
 このイベントの実行委員長の堺先生は、今年70歳。 ご自身のクリニックをやり、大学で21コマももち、あちこち講演にもでかけている堺先生。さらに、同じキャンプ仲間で、新生児医療をひっぱってこられた仁志田先生は77歳。堺先生は50回までやるから!と同じく実行委員会を支えている北沢先生。驚くばかりのパワーと、どこまでも「寄り添う」温かい気持ちを持っておられる彼らに会えることも、このキャンプの大きな魅力です。 
 プラネタリウムはみちのくキャンプにはセットだからね、と言っていただき、また来年も!と思います。ありがとうございます。