タケダ・ウェルビーイング・プログラム10周年シンポ

すべての人に星空を。

 12月12日(木)、「タケダ・ウェルビーイング・プログラム 長期療養の子どもたちと家族の支援~10年の助成を通して」 に参加してきました。 「タケダ・ウェルビーイング・プログラム」は、武田薬品工業株式会社さんがスポンサーとなって、長期入院や療養を必要とする子どもたちとその家族のための助成です。武田薬品さんからの寄付を「市民創造ファンド」さんが受け取り、市民活動をしている団体向けに出しているものです。公募型ではなく、計画型にしているのは、市民創造ファンドさんたちが、自分たちもともに取り組む活動であるという強い意志ゆえなのだと感じます。
 「病院がプラネタリウム」は、2014年1月からはじまりました。2013年に、高橋が独立をして「星空工房アルリシャ」をたちあげたとき、それよりも前からおつきあいのあった、市民創造ファンドの神山さんが、このプログラムがあなたによいのでは、とわざわざ甲府までいらしてお話してくださったのでした。 この後押しがなかったら、「病院がプラネタリウム」は、こんな時期にはじめられなかったと思います。感謝してもしきれません。
 その助成プログラムが10年を迎え、振り返り、みなさんの活動を互いに知り、ネットワークしていくのが今回の会議の目的。 このプログラムが、「社会的課題に光をあてる」ことをしてきたのはほんとうにそうだな、と感じ入ることが多々ありました。 「病院がプラネタリウム」をはじめて、まもなく6年がたちますが、今、このときだったからこのように活動が受け入れられているということも感じます。
 今回参加の団体からの活動紹介、「ネットワーク」をテーマにしたトークとディスカッションがありました。それぞれのみなさんが目の前にいる人たちを大切にしながら、仲間を増やしていくことの意味、社会に知ってもらうことの意味を考え行動されていることにも感じ入り、学ぶことの多い機会でした。知らないことがまだたくさんあります。
 私たちのスタートは、当事者でもなく、医療・福祉・保育のことごとも知らないままに、ただ「星の力」への確信以外になかったように思います。 この世界に仲間入りさせてもらうきっかけをつくってくださった「タケダ・ウェルビーイング・プログラム」にあらためて感謝いたします。
 集合写真は、武田薬品さんの提供となっています。