千葉東病院にて

すべての人に星空を。

7月10日(水)、千葉東病院にお伺いしました。
療育訓練室の天井への投影、星つむぎの村からは野田、黒井、平原が参加しました。
11名の利用者の皆さんと、そのご家族、スタッフの皆さんなど計50名ほどの皆さんに楽しんでいただきました。
平原と黒井がレポートします。
 
[平原レポート]
初めての病院プラネ、始まる前から感動の渦です。
手の込んだ星の装飾が部屋に入る廊下や窓にまでちりばめられ、ご本人の星座が記された手作りのチケットなど
「利用者様に今日を楽しんでもらいたい!」
という職員の皆様の深い愛情が感じられるものばかり。
ずっっと前から楽しみにしてくださっていたのかな、わくわくしてくれていたのかなと想像しておりました。
始まる前には利用者さんやご家族の皆様、おひとりおひとりとご挨拶。
皆さんの星座を教えてもらいながら私自身がそれぞれの星座のストーリーを少しでもお話できたらもっとよかったなと反省しています。
投影中はみなさんそれぞれのスタイルで星の世界を楽しんでくださっていたご様子。
体調が優れず、やっとの思いで今日は参加してくれたという男の子は声を出してお父様といっしょに星空を楽しみ、
ご姉妹で参加された女の子はバギーの上で足を元気に動かして。
思い思いに宇宙を飛び回っているようでした。
心が自由になれるすばらしい時間を共有できたことに私自身が幸せな思いでいっぱいです。
 
[黒井レポート]
病院がプラネタリウムで毎年お邪魔している病院の1つがここ千葉東病院です。
今年はどんな風景に出会えるかな…。
なんて思いながら向かう事が出来ます。
去年はこんなだった…。と話をする中で、「利用者様が輝く星になった…。」と聞くこともあります。
みんな星になる、その日は必ずやって来るわけですが、そういう話を聞くたびに、今日お届け出来ることは奇跡だなと思います。
でも奇跡は特別な日を言うのではなく、毎日の中に奇跡があるんだと言うことを感じさせる。
そんな特別な病院がプラネタリウムをお届けできました。
偶然に出来た時間があるので、病院スタッフに向けてのプラネタリウムをやりませんか?と、提案を引き受けていただけました。大人のプラネタリウムです。
寝ころんで自分と星との対話の時間を作ることが出来ました。
迎えてくださった保育士さんたちの愛情でいっぱいの場所でした。
遮光一つをとっても、心を込めて準備してくれた事が分かりました。
参加利用者様がチケットを手にしていたので、始まる前にはご家族にもご本人にも、きょうだい児さんにも星の話題を中心に丁寧に声を掛けすることが出来ました。
投影ではお1人1人の名前をお呼びして、お誕生日の星座も紹介。
今ここで、一緒に見ていることが大切な時間であることを意識できました。
「25光年とは、25年前に出発した光が今届く」
自分が25年前何をしていたのか考え、今している事が25年先に届く先があることを意識しました。
私たちは命の星に住んでいて、私たち自身が輝く星のように輝く命だということを
千葉東病院の皆様と星を見上げて教えてもらったように思いました。
病棟へ帰る時には、保育士さんからお一人お一人星座の入ったオーナメントをプレゼントです!!細かな配慮に感激です。
プラネタリウム終了後、さちよさんに星の話を聞く場も作ることが出来たので、
きっと、私たちが帰った後も、星の話をそれぞれにしているのではないかなと想像しています。
沢山の幸せをいただきました。ありがとうございます。
また一緒に星を見ましょうね。