奈良医療センターにて

すべての人に星空を。

 11月20日(水)、国立病院機構奈良医療センターにお伺いしました。スタッフは、高橋、跡部、河村。そして昨日に引き続き、今日も京都府立医科大学の医学生さん、また別のメンバーが2名きてくれました。
ここは、重心の利用者さん100名ほど、筋ジス病棟に20名ほど、他、通所の子どもたちなどがいらっしゃる場所です。 そして、今日はそこにいらっしゃる方のほとんどみなさんと、多くのご家族が、一緒に星をみることができました。 療育訓練棟で、4回の天井投影を行いました。
入口には、プラネタリウムの素敵な看板があり、そこから会場に入る少し暗めにした廊下はまるでビクトリーロード。Jupiterもかかっています。次々と、保育士さんや看護師さんたちと一緒にやっていらっしゃるみなさんの、わくわくや緊張が高まる様子がみてとれます。
大勢いらっしゃるけれど、一人ひとりが見やすいように、ストレッチャーやバギーの角度を調整してくれました。「今日は1年に1回の大イベントです!」と主任保育士の長沼さんが元気にあいさつ。
途中、合いの手といった具合にいいタイミングで声を出してくれる方、拍手をしてくれる方、ニコニコになる子どもたち。 筋ジス病棟の方の隣で、一緒にみていた河村さんは、拍手を求められているところでは、「パチパチパチ」と、かすかな声で言ってくださり、宇宙に飛び出して地球がでてきたところでも「地球」とつぶやいてくださっていたのを聞いていました。
「嬉しそうに見てました!」「3回泣いた」「感動した」「いやされた」などなどのご家族からの感想もたくさんいただきました。 こんなにたくさんのご家族の方がきてくれた会もあまりないようです。
療育訓練棟の遮光カーテンは通常黒い暗幕だそうですが、洗濯にでてしまって緑色で、結構光がもれてしまうので、かなり広い窓を、学生さんたちがせっせと遮光してくれました。 天文大好き、という頭きれきれのお二人の会話は、お医者さんになるというより、漫才コンビのようもでもあり、また次の企画が楽しみでもあります。
大イベント企画をありがとうございました。