姫路北病院にて

すべての人に星空を。

 10月26日(土)、姫路北病院にお伺いしました。 星つむぎの村のスタッフは、高橋と跡部、そして「つなぐ人フォーラム」つながりで姫路在住の岡田英之さんが、お手伝いにきてくださいました。岡田さんは、ケアマネージャー、講師、ファシリテーションぐらいフィックスなどなど、一言で職業が表現できないマルチな方です。

 今回のこの姫路北病院は、だいぶ前にご依頼をいただきました。院長先生からの直々のご依頼。何かで私たちの活動を知ってくださり、「これはよい!」と、おそらくそこですぐに電話をくださったのだろう、と思われます。 お話が始まると止まらず、おおらかで愉快で人情たっぷりな院長さん。患者さんには「笑かして」やらないと、診療費をいただくのは申し訳ない、と。

 当日は「姫北祭」という、地域のみなさんに向かって開かれたイベントでした。患者さんたちも、ステージイベントに登場しています。この日に限らず、病院内には、患者さんたちのアート作品も多く見受けられました。

今年は、看護学校のお祭り他、さまざまなイベントにぶつかってしまった、とおっしゃっていましたが、それでも、おもに患者さん向け2回、一般公開4回をあわせて200人以上の方々が、ご覧になりました。地域の子どもたちも、ハロウィン仕様でたくさん。天井投影だったので、みんなで寝転びながら見てもらいました。

 患者さん向けの投影のあとに、再び一般公開の時間にも来てくださった方がいて、はにかんだ笑顔で嬉しそうにして、ハイタッチ、してくれました。「人はだれかの役に立ちたいと思っている。人を助けるために物語がある」と、アンケートに書いてくださった方もいました。

 院長さんや事務長さんの促しによって、職員の方も多く見に来てくださいました。「語りで癒されました~」と声をかけてくださるみなさん。地域の方、患者さんたちとともに星を見上げることの意味を、彼らは、最初からよくわかってくださっていたように思います。しかも、今回は、自分たちのところだけではもったいないから、と姫路市内の他の病院に積極的に声をかけ、翌日も姫路で病院プラネをやることができました。その費用負担も、姫路北病院さんがしてくださる・・これはなかなかできないことのように感じます。

 「あと数年たったらまたみんな忘れるから、それぐらいのときにまた来てもらうわ」と院長さん。ぜひまたこの温かい空気に触れに、来させてもらえたら嬉しいです。ありがとうございました!