小平特別支援学校 秋津療育園にて

すべての人に星空を。

秋津療育園は、重症心身障害児者施設。
60年前に21床で、創設した施設で今では178床ある療育園。
今日は小平支援学校の秋津療育園の5名の生徒さんと利用者様5名のための4メートルドームのプラネタリウムでした。

星つむぎの村からは、野田祥代、水野、黒井がお邪魔しました。黒井がレポートします。

小平支援学校の養護教諭の高橋さんが、「ニホンの力」を見てリクエストを下さいました。

理事長先生もわざわざご覧になりに来てくださり、こどもたちと一緒に星を見上げました。

解説の祥代さんの想いが星の声のように伝わっていきます。

自分の意思で外に出ることが出来ない高校生から小学生までがドームの中でマンツーマンの、授業を受けているかのようでした。

先生が語りかけ、お子様の変化に気が付き、また話しかける姿に頭の下がる思いがしました。
「先生たちの椅子はどうしますか?」
と尋ねると車椅子で見るこどもたちに、出来るだけ近くに寄り添いたいから
椅子は使いません。
とおっしゃり、ある先生は、完全に中心に背を向けて、お子様に赤いライトを当てて、

祥代さんの声を頼りに、お子様の表情や瞳に映る星をみて楽しんでいました。

プラネタリウムは、宇宙に漂うというあり得ないことを可能にすること、
もしも宇宙旅行に行けたら地球はこんな風に見えるんだ!
想像する。
知りたいと思う。
ワクワクする。
なんなんだ!?
こわい!びっくりー!すごーい!!はじめて!!
ドームから出た子供達の表情は明らかに違っていました。

感情が心を動かしているのが分かる。
本当に嬉しくなる。
きっと、誰でも、なにかをやってみて、自分の想像以上だったとき感動が生まれるのかもしれない。

ありがとう。
重心の皆様と星を見るのが本当に大好きだ。
こんなに多くの事を語ってくれる。

最後にお子様を代表して挨拶をしていただきました。
想いを伝えることは言葉だけじゃないんですね。
目を見てじーっと待っていると瞳の中の揺らぎを感じ、嬉しくなりました。

是非また一緒に星を見上げましょうね。