弘前大学附属病院小児科にて

すべての人に星空を。

 5月23日(木)青森県の弘前大学附属病院の小児科にお邪魔しました。今年で3回目。2015年の小児血液がん学会でのデモ投影を見てくださった保健学科の先生が、すぐに呼んでくださってからのご縁。

 当日の投影は、同行者の急病により、跡部が一人で準備から投影までをガンバルことに!しかも、個室(乳児室(!)もアリ)を含めて9回(2室分を合体してくださって結局8回の投影)。これまで、何度となく投影を隣で見てはきていましたが、天井投影も個室も8回もやるのもすべて初めてです。

 でも、大学側から先生が二人もついてくださり、学生さん8人も3チームに分かれて、それぞれの役割分担がしっかり。個室が終わると次の個室の遮光がすっかりできていて、プレイルーム前では星座カードづくりが楽しそうに展開中。こちらは、投影にだけ集中することができました。

 プレイルームのドームでは、お母さんに抱っこされた赤ちゃんが、不安そうな表情を見せていましたが、投影が始まるとじっと星空を見上げて最後まで見てくれました。暗いのが怖いと言っていた男の子。2回目にも「リピーターです」と入ってきてくれました。ドームに入った少年たちが、大部屋の天井投影も見てくれたり、個室ではお父さんが「いい経験ができました」と喜んでくださったり。

 終わった後の振り返りの会で、学生さんたちに感想を言ってもらいました。看護士や理学療法士などになるための実習直前の学生さんたち。「初めて患者さんとそのご家族に接する機会がもててよかった。子どもが星空で笑顔になると、ご家族もよろこんでいるのがよくわかった。」とか、「子どもに接するのは苦手だったけれど、星座カードを一緒に作りながら自然と交流ができた。実習が怖くなくなった。」などの声が聞かれ、大学の先生からも「今日1日でたくさんのことを学べたと思う。」と評価してくださいました。

 弘前大学のみなさんに支えられて、なんとか無事にみなさんにプラネタリウムを見ていただくことができました。ありがとうございました。