方形周溝墓で星を見る会

すべての人に星空を。

9月14日(土)の夜は、甲府市内の曽根丘陵公園での「方形周溝墓で星を見よう」でした。
手作り望遠鏡づくり、室内での星の話、外での観望・・の予定でしたが、残念ながら
その日は、満月さえも雲間からでてきてくれませんでした。
星つむぎの村スタッフは、高橋、跡部、永井、谷口、星の子クラブから2人です。レポートは谷口(+高橋)です。

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古代に生きた人たちがが眠る丘の上、夕方からイベントが始まった。
はじめは13組が参加しての望遠鏡づくり。レンズを置くのはお父さんが。筒を合わせるのは娘さんが。
そんな風に、一緒に作り上げていった。
親子連れだけではなく大人の方のご参加もいらしたのが嬉しい。
できたらシールをぺったん、自分専用にカスタマイズして外へ……。ただ、雲が居座って晴れてくれない。
遠くに見える町の明かりをターゲットに、望遠鏡の導入の練習をした。

その後お話の時間。
はじめは学芸員さんから「星のかけら」の黒曜石のお話。またそこにある方形周溝墓のお話。
スクリーンプラネタリウムで、夏の大三角のうち、どれが織姫でどれが彦星でしょうか、と
問いかけたら、小学生の女の子が、とても大きな声で「しってる」といってくれました。
それで、「じゃあ、さしてみようか」とポインターでさしてもらったら・・・ なんと
大正解! 何で知ってるの? ときいたら、「前、プラネタリウムで教えてもらったから」と
なんと夏休み中に、別な場所で、星つむぎの村のプラネタリウムを体験してくれてた子だったのです。
でも、あのときは、ドームで、今回はスクリーン。見え方もだいぶ違うのに、その特徴を
しっかり覚えていてくれたことが、とても嬉しかったです。
残念ながら、お話が終わる時間でも、月・星は見えず。
その分、参加者の方からの質問をたくさん受けました。
「夏に冬のオリオン座が見えるのはなぜ?」「ブラックホールはほんとうにあるんですか」など。

曽根丘陵公園のスタッフのみなさんも、学芸員の方も、いつもとても温かく迎えいれて
くださって、ありがたい限りです。また来年もよろしくお願いします。