豊橋・さくらピアにて

すべての人に星空を。

 8月27日(火曜日)、愛知県豊橋市にある『豊橋市障碍者福祉会館 さくらピア』にお伺いし 【さくらピア2019障がい児余暇支援事業のサマースクール】および 【おとなのプラネタリウム】にてプラネタリウム上映と星座カードのワークショップを行いました。 星つむぎの村スタッフは高橋・跡部(山梨)松下・藤岡・川北(愛知)の5名です。レポートは川北です。
 第一部は子ども向けサマースクールの企画で、プラネタリウム上映とワークショップ。会場に入ってきたお子さんと保護者の皆さんは、跡部さんの説明の後にドームの中へ。ドーム外からでしたが真理子さんの語りかけに子どもたちの歓声が聞こえてきて、特に火星をみんなで「よいしょ!」と押し出す場面では大きな声が響いていました。外に出てきたみなさんの笑顔!「空がキレイだった」「楽しかった」と口ぐちに話してくれました。 「知らないことばっかりで、もうびっくりしました」というお母さんも。
 

 上映のあとはポップアップ星座カードづくり。みんな思った以上に集中をして、細かい星座をみごとに仕上げていきました。星座のまわりに「ばぁばいつもありがとう」とおばあちゃんへの感謝の言葉を入れて嬉しそうな男の子の笑顔が印象的でした。Yちゃんとお母さんは、ふたごの姉妹がいるから、と自分の星座とは関係なくふたご座を2つ分つくっていきました。 お母さんに手を添えてもらって、穴をあけるのも、線をかくのも、シールをはるのもがんばっていました。

 完成したカードを持って再びドームの中へ。真理子さんのカウントダウンでドーム内が暗くなると、星座カードがとても綺麗に灯り「きれい!」「星になってる!」と歓声があがりました。

 第二部は大人向けのプラネタリウム上映。日ごろからこの施設を利用している大人のみなさんに体験をしていただきました。十数名の参加者でドームの中はゆったり。みなさん各々の楽な姿勢で上映を楽しんでいただきました。火星、木星が大きく映し出されているところでは驚いた様子で見上げていらっしゃる方もありました。帰りがけに「素晴らしかった」「綺麗だったわ。ありがとうね」「こんなプラネタリウムははじめて」とお声かけいただきました。

今回のプラネタリウムが参加したみなさんのこの夏の思い出となり、空を見上げる機会が増えますように。そしてまた是非みなさんと一緒に星を見上げたいなと思いました。

最後に、事務局長の本田さんに館内を案内していただきました。当事者団体のネットワーク(任意団体)で、この大きな施設を運営しているという驚き。また年間80ものイベントを行って、当事者たちが講師になるなど、これまた素晴らしい取り組みがたくさんありました。素敵なところに呼んでいただき、ありがとうございました!