貢川看護ステーションにて

すべての人に星空を。

 11月17日(日)、甲府市内にある貢川看護ステーションにお伺いしました。村スタッフは、高橋、跡部、岡森。午前中に天井投影1回と、ワークショップを行いました。
 看護ステーションなので、普段は患者さんや利用者さんがくる場所ではありません。訪問先の方々が互いに会う機会もめったにありません。だからこそ、プラネタリウムをやることで、お互いを知ったり、一人じゃないと思えたり、とにかく楽しい時間を「みんなで」という熱き想いで、所長の山本さんはじめ、みなさんがとても暖かい場をつくっておられました。
 入り口には「星に願いを」の横断幕! そしてスタッフTシャツも「星に願いを」。利用者さん10名ほどとそのご家族とスタッフで、看護ステーションのお部屋はいっぱい。天井投影をするのにちょうどよいお部屋のサイズ感と一体感がうまれる感じ。
 きてくれた利用者さんの中には、支援学校や病院のほうでも何度もみてくれているKくんも。高橋のこともすぐにわかってうれしそうにはにかむサイン。指の先もうれしそうに動く。きっともう10回は見てるよねー、全国で私たちのプラネを見ている最高記録かもよ!と、お話をしました。
 投影は、ほんとうにとても暖かい時間でした。みんなの気持ちが、どんどん宇宙に吸い込まれているのも、まるで空気が見えるかのように感じました。
 赤ちゃんも始まる前はぐっすりだったのに、はじまってからすごくよくみていて終わったあとには、にかー!と素晴らしい笑顔。動き回っているちびっこたちも、星をつかもうとしたり、立ち尽くしていたり。たくさんの兄弟も一緒に参加してくれたご家族のお母さんは、少し片言の日本語で、子どもたちは流ちょうな日本語で、とにかくすごいものをみた、ということをさまざまに表現してくれてました。おねえちゃんは、医療的ケアの弟を思いやるメッセージをいれてカードをつくっていました。
 ベッドのままいらしたUさんの終わったあとの大変美しい表情はこちらも心動かされました。
 2年前にお会いし、ずっと呼びたいと思ってくださっていた山本さんはじめスタッフのみなさん、ほんとうにありがとうございました。

今回は、テレビ山梨さんが取材にはいり、その様子は、11月25日(月)のニュースの星でオンエアされます。(高橋もスタジオに出向いて生出演)