福島県立医科大学病院にて

すべての人に星空を。

2月6日、「がんの子どもを守る会福島支部」の主催の会として、福島県立医科大学病院にお伺いしました。
7mドームで2回、場所を移動して病棟で天井投影2回です。
村スタッフは、高橋、跡部、石川でした。「守る会」のみんさんもたくさんかかわってくださりました。それぞれ、お子さんたちの病気と向き合いながらたくさんの経験をしてこられたみなさんです。

ドームのほうには、院内学級の子どもたちの回と、もう少しちびっこたちとお母さんたちの回。午後には、つい先日手術で、とか、今日はじめて病室を一度でてこられました、という親子のみなさんも。なぜかおとめ座の男の子、さそり座の女の子やお母さんが多い回でした。あれ、同じ星座なのね、と普段と違うコミュニケーションが生まれるのも、星ならではです。
「なかなかしゃべらない子が嬉しそうにしゃべってくれた!」という看護師さんからの声も聞こえてきました。

今回呼んでくださった安斎さんには、もう3年前に、一度およびいただいたことがありました。余命1か月と宣告された、星好きの少年のためにきてほしい、という依頼でした。急いで日程調整をしたつもりでしたが、容体急変、機材も送ったときでしたが、間に合わず・・お伺いすることができなかった苦い経験をもつ場所だったので、呼んでいただけたことが、特にありがたく思っていました。

星になったYくんの命日が近かったこともあり、また、そのYくんのできごとがきっかけで、フライングプラネタリウムがはじまっていることのご報告もしたく、お父さまに連絡をとったところ、「法要のあと、家族で旅行し、ちょうど星の話をしていたところで、びっくりしました」と。ご家族が、星をみあげてYくんと対話しておられる様子をきいて、ほっとしました。

いのちは、生物学的遺伝子だけでつながっていくのではなく、文化的遺伝子として、継いでゆけること。星がまた教えてくれます。

守る会のみなさま、ありがとうございました!

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