Under the same sky project―心に満天の星空を 山梨と福島をつなぐ という名前のイベントが2017年3月11、18,19日に山梨市民会館を会場に行われました。主催は、「農・食・芸術のコラボレーション」を行う「おととわ」。星つむぎの村は共催として、18,19日に行われた展示における、星つむぎの村の被災地活動の紹介や、ステージイベントへの参加をさせていただきました。

 「明日、命が燃え尽きるとしたら 誰に、何を伝えたいですか?」というキャッチコピーのもと、あの震災に対し、直接的に被災者の方の支援とか現場にいくとかできなくても、「今、ここに生きていること」を一人ひとりがもっと実感し、もっと大切にし、すぐそばの人たちに何ができるかを考えていくことこそ、残された人たちにとって大切なことなのではないか、と。そんな想いで、はじまったこのプロジェクト。おととわの太田美保さんと欽也さん夫妻の想いです。

 今年のメインは、山梨出身で南相馬に100回ほども通っている笠井千晶さんが制作した映画「Life」の上映。南相馬の海岸で、家族のほとんどを津波で流された家族を見つめるドキュメンタリー作品です。それ以外には、このプロジェクトに賛同した多くのアーティストたちによる、素晴らしい展示。19日にはステージイベントが繰り広げられました。ステージイベントの第一部に笠井千晶さんを囲んでのトーク。第二部はメッセージコンサート。

 星つむぎの村がこれまで被災地に出向いて、また山梨でも活動をしてきたのは、やっぱり星を見上げることが、残されたものに力を与えたり、人と人をつなげる力があるっていうことを思っているからです。そのことを、またいつもとは違う表現であらためて伝えることができたように思います。

 このイベントの様子が、下記のムービーにまとめられています。ぜひご覧ください!