だいぶ遅くなりましたが・・合宿(2018年1月6-8日)の2日目レポートです。
その前の夜もだいぶ遅くまで、の人もいましたが、朝日を見にでるメンバーも。富士山と南アルプス、八ヶ岳、茅ヶ岳・・が全部見える素晴らしい地点がすぐ近くにあるのです。快晴の空で、ピンクに染まる山肌に息をのみ、しかも、この日はちょうど茅が岳から陽がのぼってくる「ダイヤモンド茅が岳」でした。よい1日のスタート

バイキングの朝ごはんののち、午前中のプログラム「場を見守るリスクマネジメント」です。体験活動におけるリスクマネジメントについて、プラムネット株式会社の渡辺直史さんに講師をつとめていただきました。前半では、「リスク」と「ヒヤリハット」の違い、事故発生時の指導者の責任、リスクを発見するポイント、リスクマネジメントの流れなどについての講義でした。後半では、模擬的な体験活動を行い、受講者が実施者と観察者の立場を体験し、体験活動におけるリスクについて意見交換を行いました。
私は本講義を受け、体験活動の危険性について漠然と捉えるのではなく、危険性の中からリスクを細分化し分類していくことの重要性を知ることができました。特に印象に残った点は、リスクについて、体験活動の狙いにつながる「学びのリスク」と、体験活動の狙いとは関係がない「ハザード」とを区別する考え方です。体験活動の狙いを損なわずにリスクマネジメントを実施するには、学びのリスクを尊重しつつ、参加者の安全を守れるよう、リスクの排除あるいはリスクの最小化に努めることが必要とのことでした。
今後、私は体験活動に取り組む上で、イベント全体を俯瞰する視点を持ち、一つ一つのリスクを客観的に評価するように心がけたいと思います。また、体験活動の目的や狙いを明確化し、それに応じたリスクマネジメントを実施していくことによって、参加者の満足度を高める努力をしたいと考えています。  (リスクマネジメント1 文責:野寺凜)

下記は、今回のプログラム企画をしてくれた黒井良子のレポートです。
【場を見まもるリスクマネジメント】 星つむぎの村×体験活動リーダースアカデミー どちらも大切で大好きな活動をリスクマネジメントで繋ぐことが出来て、小躍りしたくなるくらい嬉しかった。 レポートは初参加ののでりんにお任せして、私は参加した皆様の感想をまとめたいと思う。 ・リスクマネジメントとクライシスマネージメントを分けて考えると、見えてくるものが変わってくる。星つむぎ村のマニュアルを作りたいと思った。 ・言語化すること、システム化することの大切さを痛感 ・日頃気になっている安全への取り組み、意識の持ち方に生かしていきたい。 ・メンバーで共有し、発表しあう事の大切さをしりました。 ほとんどのメンバーがリスクマネジメントを自分事と捉え言語化するために何が必要かを考え話しあいは終わることがなかった。 次回この続きをやることを深める日を決めた。 息の長い活動にするために、みんなが幸せになるリスクマネジメントがようやく始まったようだった。一年後私たちはどんな成長を遂げるだろうか…。(文責:黒井良子)

お昼ののち、午後からは、「宙を語るスキル」プログラム。初日の自己紹介にて、「合宿で期待すること」で一番多くの人が挙げていたのが、自らのスキルアップだったことからも、参加者全体の積極勢と個性があらわれた活動となりました。まずプラネタリウムの構成要素を真理子さんが説明してくださったあと、ドーム内で30分程の模範投影がありました。毎回違う真理子さんの投影ですが、大まかな流れや言葉のつむぎ方は共通しています。今回特に「言葉」に着目して、印象に残る言葉をピックアップ、みなで共有したのち、今度は各自2分の原稿を考えました。
実際にドーム発表を行ってみると、選んだ題材や場面、語り方、言葉選びまで、ひとりひとり違って、みんな素晴らしい、そんな一時でした。
スペースエンジンUNIVIEWの講習もありました。UNIVIEWは本当に高性能で、好きな年月日の星空がわかる、ISSやボイジャーまで出せちゃう、それを自由に動かせることは本当にわくわくする体験でした! (宙を語る  文責:谷口加奈子)

2つテーブルにまとまって夕食をとった後は、3台のパソコンと、ドームを使ってそれぞれ自由な時間を過ごしました。UNIVIEWの操作を試す人、ドームに入って投影の練習する人、空の様子をみながら望遠鏡を出す人など、好きに分かれて、まったりとした、でも休憩時間のような場ではなく、数人ずつ肩を寄せ合って、集中して何かに取り組む、そんな時間となりました。夕方の空は曇っていていたのですが、10時を過ぎた頃、雲が切れて、ドームの横の2階のテラスからみんなで星を見ることが出来ました。前田さんが出して下さった望遠鏡で昴や蟹座のM44、ベテルギウスなど見せていただき、それから冷えた身体を温泉で温めて、ロッジに戻ったのは、夜の11時半でした。その後も写真撮影する人、望遠鏡を出す人、パソコンで遊ぶ人など交流は続いたのですが、そこはいつか参加者の皆さんから直接お話をお聞きいただくことにして、お楽しみタイムの報告を終わらせていただきます。(文責 獅子谷宙里)