7月4日(木)、大阪府箕面市の巽今宮病院にお伺いしました。こちらの病院は初めての訪問です。 平成18年にオープンし、回復期病床40床、療養病床40床、一般障害者病床30床の慢性期医療を担う病院だそうです。 メンバーは、高橋、吉田、河村です。レポートは河村です。
 病院は円柱を横に3つ並べたようなシルバー色の建物で、思わずUFOを連想してしまうような、どこか近未来的な形をしていました。 七夕のこの季節、清潔感のある院内の壁には、看護師さん手作りによる、ニコニコした織姫さんと彦星さんの飾りつけが施されています。二人を隔てる天の川には白い折り鶴が2羽。折り鶴は長寿のシンボルとされているようです。

 投影は午後に2回、本来は病院スタッフさんの食堂として使われている円形状の部屋の壁面上部です。 天頂には丸い窓、壁にいくつかある引き扉や窓から青空も眺めることができる明るい部屋を、この日のためにスタッフさん総出で暗幕シートなどで遮光し、さらに白い紙を貼って投影できるように整えてくださっていました。


 この引き扉は、開けても閉めても隙間をきちんと遮光できるように紙で工夫をされてあり、ちょっと感動しました。 ご高齢の車椅子の患者さん、付き添いのご家族、病院スタッフの皆さん含む40名以上の方がぎっしり。   
 翌日に退院されるというある女性は、解説の真理子さんとまったく同じ誕生日とのことで、二人ともびっくりです。流れ星がデザインされたトレーナーを着てこられ、「今日これがあるっていうので、着てきたの。」とおっしゃいました。 またご自身の星座が「さそり座」だという女性。現れると「さそり座!」と一緒に来られた方を嬉しそうに振り向かれました。

 さて、今回の投影に仕事で参加が叶わなかった星つむぎの村のメンバー(守安さん)、彼女が病院の長椅子で私たちが出てくるのを待っている間の出来事です。 彼女の後ろで電話をしながら座っていた男性。電話の相手の方にこんなことを話されていたそうです。 「いまさっきプラネタリウム見てきたんだけどさ、なんでオマエも観に来なかったの?いやー良かったよ。火星を見たとき、なんでかオマエを思い出してさ、オマエに似てるの。」(笑)(涙)
 
 夏の大三角で「この星は、織姫さんと彦星さん、いったいどちらでしょうか?」の問いかけに拍手で答えることをしてくださった皆さま、ご家族の皆様。 病院のスタッフの皆様、ありがとうございました。