上野原市秋山地区の育成会のみなさんが中心となって毎年行われている「秋山で星を見る会」が、今年も9月22日に開催されました。
5回目となる今年は、秋の開催となり、会場の秋山小学校の体育館は、涼しい風が吹き抜けていました。集まったのは地域の小中学生。合計でも70名くらいしかいない児童・生徒のほとんどが参加していたのではという盛況ぶり。上野原市教育委員会がチラシの配布をしてくださったこともあり、他の地域から来てくださった方もあったようです。

星つむぎの村からは、永井・高橋・跡部が参加。まずは、高橋・跡部が地域の佐藤英雄(元秋山中校長で地域の民話を研究されている)さんと、月についてのトークショー。高橋が月の模様や満ち欠けのサイエンスについて、佐藤さんが秋山のお月見の風習や地域にある月待ち塔についてのお話。会場のみなさんの反応もよく、楽しいトークになりました。
その後、3グループに分かれて匂い玉とロケットの工作とキャリングプラネタリウム。プラネタリウムは永井さんが投影を担当。子ども全員と一部の保護者がドームで星空案内を楽しみました。

午後8時からは、校庭に出ての観望会の予定でしたが、あいにくの曇り空。観望会をあきらめて体育館でロケット飛ばしや閉会式を進めているころ、雲が切れ始め月や火星や土星まで。急きょ望遠鏡3台をセットして、閉会式を終えて帰路につくみなさんに望遠鏡をのぞいてもらいました。その頃には、星空も見られるようになり、夏の大三角や秋の四辺形も。秋山の観望会連勝記録は、今年も途絶えることなく続きました。

開催には秋山小中学校の先生方も協力をしてくださったようです。地元のみなさん、本当にありがとうございました。また来年、星空の下でお会いしましょう。