3月9日(土) Under the same sky project 2019が開催されました。東日本大震災があったことで、人生が一変した方たちがたくさんいます。そして、そのできごとは、誰にとっても起きうること。だからこそ、「今をどう生きるか」ということを常に問い続けていたい、そんな願いを込めたのが、このイベントです。
星つむぎの村の村人でもあり、「おととわ」という農と食と芸術を融合した場づくりをしているピアニストの太田美保さんが4年前にはじめました。 2年目から共同代表の高橋真理子が、メッセージコンサートに参画し、星つむぎの村が共催をしました。今年は、「マンマメルカート」という女性がつくるマルシェと共同開催となりました。

甲府市総合市民会館の格技場では、7mドームでのメッセージコンサート、岩崎けんいちさんによる、「福ちゃん、島ちゃん」(飯舘村から山梨にきた牛さん)の物語が描かれる展示、羽中田桂子さんによる、「画家さん気分で絵を描こう」、きらめ樹さんの展示とワークショップ、星つむぎの村の復興応援の活動紹介展示および、星つむぎの村と結びつきの強い「閖上の記憶」の展示とDVD上映。
マンマメルカート内のマルシェでは、村のグッズ他、アンダーザのアーティストたちのグッズ、CD、絵葉書など。そして、マルシェの入りぐちで、アーティストたちの写真や絵ほかの、素敵なすてきな展示。
星つむぎの村からの参加者は、高橋、跡部、秋葉、佐野、岡森、永井、そしてたくさんの「星の子」たち。

 メッセージコンサートの出演者は、太田美保、鈴律、安藤あき、岩崎健一、太田欽也、高橋真理子。3回公演は、それぞれ50名近い方が肩よせあってぎゅうぎゅうに入りながらみてくださいました。「今、ここに生きる」ことを、さまざまな視点からさまざまな表現から、でも軸をぶらさずに一つの大きな作品ができあがっているようなそんなコンサートです。いずれ動画でご紹介できるかも、しれません。
アンケートには、「感動した」「〇〇の曲が胸に残った」(これがそれぞれの方で非常に多様で、それがまた今回のコンサートをあらわしている」)「太陽は一番暗くて一番つめたいところで生まれた、という言葉がささった」「今、生きていることはほんとに奇跡だなと思う」などなど、温かい言葉をたくさんいただきました。 宇宙がいっぱいに広がるドーム空間は、その想いの共有の場としてほんとに素晴らしい空間です。
私たちは、いつも「星を携えて」どこにでも出かけられること、そして、そこが多くの出会いや想像、創造の場になれることを、とても嬉しく思っています。 今回お越しいただいた方々、おととわの美保さんはじめ関わってくださっているみなさまに心から感謝いたします。星に祈りを。それぞれの3月11日、さまざまなことを振り返りながら、穏やかな日が過ごせますように。