8月24日(土)多摩市永山児童館主催の星空観望会「SORATOMO(そらとも)夏の星座をみよう!」をお手伝いさせていただきました。

星つむぎの村メンバーはほしむすび田中、薄田、清水、鉢金、相田、水野、植村、植村の8名、府中天文同好会のみなさまが5名、児童館の職員の方も永山児童館以外からもたくさん駆けつけてくださいました。植村がレポートします。

昨年の夏は台風を吹き飛ばして開催した永山児童館の星空イベント「SORATOMO(そらとも)」、今年も晴れていれば、月がまだ昇っておらず、夏の星座や木星土星がきれいに見えるはず、、、でしたが、
1週間前から天気予報では曇り空や雨マーク、当日も昼間は青空が見えたもののだんだん雲が増えて、とても心配なお天気でした。
そんな空模様でも、70名を超える地域のみなさんが集まってくれたおかげでしょうか、
木星と土星が順番に顔を出し、夏の大三角の星たちも見え始め、なんとか無事に星を楽しんでいただくことができました。やった~!よかった~!

まずは、スクリーンでのプラネタリウムで今日の星空解説と宇宙旅行へ。
目を閉じてカウントダウンの後に、満天の星空が映し出された時の「きれい~」と言う声(ちょっとフライング気味だったような?誰か目を開けてなかった?笑)、
離陸して地球を宇宙から眺めた時の「わあ~」という感嘆のため息、そう、見えていなくても空にはこんなにもたくさんの星が輝いていて、そして、私たちの地球はこんなにも美しいんですよね。

プラネタリウムが終わると同時に、「今、木星とアルクトゥールスが見えてます!」という声がかかり、急いで校庭へ。
校庭には、府中天文同好会のみなさんのご協力で、すごい望遠鏡が6,7台並びました。
雲の切れ間から見える木星に一斉に望遠鏡を向けて、みんなでガーッと木星を見て、
そのうちに土星も見えてきて、これまたガーッと土星を見て、、、と、
参加いただいたほとんどの方々に、しましまやワッカを楽しんでいただくことができました。

観望会中は、ほしむすびさんが拡声器での解説を続けてくれ、参加した皆さんには曇り空の中でもいろんな想像をしながら見ていただけたのではないかと思います。

「ほんとうに土星にワッカがあるんですね。この子(小1女の子)は絵本の世界の話だと思って信じていなかったから(笑)見れて良かったです。」

「1歳年をとる間に、地球が太陽の周りを1周するって、考えたことなかったなあ。」

「初めてイベントに参加しましたが、多摩市でもこんなに星が見えるんですね。」

「今回も土星のワッカが見えました♪うふふ」

などと、たくさん声をかけていただきました。他にも、

星好きの小3の女の子たちが、図鑑と空を見比べて、星を解説しあっていたり、夏休みに八ヶ岳で宇宙飛行士の恰好をしてきましたーと写真を見せてくれるお母さんがいたり、と、それぞれにとてもいい時間を過ごしていただけたのではないかと思っています。

そして、観望会最後には、星つむぎの歌をみんなで歌う時間を作ってくださいました。歌詞を大きな模造紙に書いてパネルにしてあるというすばらしさ。
児童館の皆さんが、この歌のメッセージは、この観望会を開催する想いにとても重なると思っているから、と毎回うたってくれています。私たちもその気持ちを受けとめて、これからもSORATOMOに関わらせていただけたらと思います。

この地域の夏休み最後の週末に開かれたこのイベント、

この広い宇宙で今あなたが生きていること、ここにいてくれること、一緒に星を見上げていること、それってとってもうれしいことなんだよ、
今日一緒に星空を見た人達、家族も友達もあなたのそばにいる、児童館のみなさんもあなたたちの味方でいてくれるんだよ、

世界は広い、宇宙は広い、これから5年10年経った未来にあなたたちと出会う人達が、同じこの空の下であなたと出会うのを待っている、この多摩市の空も、大きくなって巣立ち生きていくその場所の空もこことつながっているからね、

私自身も色んな想いを巡らせながら、参加したSORATOMOでした。

次回、冬のSORATOMOでまた一緒に星を見上げましょう!
ありがとうございました!!