3月28-29日に行われた「医療学生フェス@ちくちくボンボン(福井)」にゲストとして呼ばれ、講演+プラネタリウムをやってきました。星つむぎの村からは高橋のみが参加。

100人もの医療系学生が全国から(言葉通り北から南から)集まる、驚きと感動の連続な時間でした。医学、理学療法、作業療法、看護、歯学、獣医、栄養学、針灸・・まだまだいたと思います。

呼んでくれたのは、金沢大医学生の小川さん。そのつながりは、星つむぎの村の村人である(元)富山大学生の倉知さんや北陸の大学生たちが集まって北陸4大学付属病院にて「病院がプラネタリウム」を行ったところから。

4mドームだったので、全員に見せられるかどうか微妙だったのですが、昨晩、現地に到着後、予定外に21時から見せ始め(懇親会時間に2回ぐらい見せるか、という話をしていたのですが)結局夜に5回投影。終了0時30分(笑)。学生たちは、3時とか4時半とかオールナイトとか・・ 2日目の昼にも2回投影したので、合計7回。おそらくほぼみんな見られたのではと思います。

2日目の午前中、高橋の講演(ほかのゲストのみなさんは前日にすべてトークされていました)のあと、学生によるプレゼン。「人生ずっと楽しむために、必要なのは、熱く共感できる仲間だ!」という今回の会の代表。「医療xデザイン」を、すでにさまざまな人たちとのコラボレーションで実現している人、現代の医療をとことん考え抜いたあげくに、医学部をやめて実にいろんな人たちと手をつなぎながら「医療者の自己実現が必要だ」とアクションする人。国際協力に参画している人。ドクターエンターテイナーをめざし、いつか劇場や美術館などさまざまな表現がある病院をつくると宣言する人。 みんな学生たち。

医療の世界に、もっと人の尊厳、感情や表現、当たり前のようにそれがあってほしい、と願い、ほんとうの健康とは何か、幸せとは何かを考える若い人たちがこんなにいるんだな、と心底感動しました。十分に語り合う時間がなかったのは残念ですが、ぜひまたこちらが呼びたい、一緒に活動したい若い人たちがたくさんでした。

終わったあとに、一人の学生からこんな感想も。

「プラネタリウムを見て、自分の存在、命の存在、人間の存在を考えていた私にとってすごくほっとするような感覚を覚えました。 獣医学科である故、命をいただく現場に近く、また一方で命を助ける現場にも近い。命に差をつけている自分にモヤモヤしていました。 しかし、地球というのはほんの小さなひとかけらで、その中の自分もほんのひとかけらの存在で、大きいところから見たら星のかけらなのは変わらないという内容を体験し、肩の力が抜けました。 うまく言語化はできませんが、素晴らしい体験をさせていただきありがとうございます。」

私たちの活動冥利につきる感想です。実行委員学生のみなさん、ほんとにお疲れさま! 素敵な出会いをほんとうにありがとうございます。
これをたちあげた学生さんたちの熱い思いはこちら。

https://faavo.jp/kanazawa/project/3382