4月27日(土)、国立成育医療研究センターの「もみじの家」の
3周年記念イベントにお伺いしました。野田がレポートします。

「もみじの家」は、とぎれることのない小児在宅医療の厳しい
現実に向き合っているご家族に寄り添うべく、
2016年、センター内に開設された医療型短期入所施設です。
星つむぎの村からは、高橋、跡部、水野、岡本(娘)、野田の
5名が参加。センター内の講堂にて7mドームの投影を9回実施、
高橋と野田が交代で解説を行いました。
各回とも4~7組のご家族を中心に、講堂で食や科学教室、エステやアロマなど
ブースを出されていた方々、およそ130名ほどのみなさんに入っていただきました。

今回の様子は、皆さんからいただいたアンケートの感想から一部抜粋して
ご紹介したいと思います。

「今日のこのすばらしいものをあの時見ていたら、夜は死とせとぎわの嫌な時間ではなく、宇宙の中の美しい星空のもとにいる(のだと知っていたら)、ずいぶん違ったのではと、暗い病院で一人吸引しつづけた日々が、この宇宙の中のひとかけらだったんだなと、とても感動しました。
人生で一番、感動的なプラネタリウムでした。こんなスペースが院内にあれば、
つきそいで心身疲れ切ったお母さんも、大きな視野で今を見られると思いました!(中略)娘に感動をありがとうございました。」
「息子の星座のお話しで、”空をとべる金の毛、きみにはそんな力があるんだよ”と言っていただいて嬉しくてたまらなかった。息子の星座の中に今、太陽があるんだ、と思うと空を見上げるたびに元気がでそうです」
「プラネタリウムに入って娘がちゃんと反応してると感じ、涙が出ました。
ちゃんとわかってくれてる」
「自分の名前を呼んでもらえてうれしかった」

私たちが確かに”居る”場所、けれどもなかなか意識の向かない星や宇宙の世界。
それを日常にきちんと取り入れることがこんなにも、人に広い視点から物事をとらえ、生きていく力に替えてくれるようです。

ドーム横で出していた星座カードづくりも、きょうだいさん含め、ほとんどの家族が体験してくださって、今回村からは初参加だった岡本とのやりとりが嬉しくて仕方ないきょうだいさんも。

今回もまた、私たちの活動の原動力となる出会いや歓声、表情や空気を
たくさんいただいて帰ってきました。