12月11日(水)、午前中に松山赤十字病院、午後に愛媛県立中央病院にお伺いしました。昨日と同じく、愛媛腎臓バンクさんからのお誘いで、2年目です。
 赤十字病院に到着したとき、警備服を着た、にこやかなおばさまが。去年もいらしたなあ、とこちらが覚えてしまうホスピタリティあふれる方で、その方が、なんと「昨日の新聞にのっておられましたよね! すごくうれしくなっちゃって」と。 毎日たくさんの外来の方たちに挨拶を交わしながら、1年も前にきた私たちのことを覚え、そして新聞で見つけてくださるとは。 こんなことがあるだけで、訪問先のすべてが決まる、といっても過言ではないかもしれません。
 4mドームの投影を2回行いました。子どもたちの数は少なかったので、全員のお名前とお誕生日をきいて、その星座をひとつひとつ確認しました。まもなくふたご座流星群だよ、の流星群も。 
 くるときには車いすにのって、お母さんにだっこしてもらってドームの中にはいったIくん、終わったあと、自分で歩いて出て行ったのがとても印象的でした。 中1と小5の、Mちゃんコンビ。 習ったなあ、というそんな名前をいろいろ言いながらの会話。院内学級の先生が、子どもたちに寄り添う投影ありがとう、と感想を書いてくれました。
 午後の県立中央病院では、小児科のプレイルームで天井投影2回。保育士さんたちが去年もご覧になってくださっているので、いいのよ、いいのよ見に来なさいよ、と他のスタッフのみなさんにも声をかけてくれます。
 小学生のAちゃん、Cちゃん、最初は座っていたけど、いずれ寝転ぶ姿勢に。「他の星にも生き物が見つかるといいなと思いました。自分の星座が見れてうれしかったです。今日、早速星を見てみようと思いました。星を見る機会があまりないので今日見れていい機会になりました。」 と、アンケートにも一生懸命こたえてくれました。 ここでも「この星ならび知ってるかしら?」と聞くと、先生が、子どもたちの耳元で「オ、オ・・だよ」とささやいたりしてくれる光景も。
 帰り際、美しい夕暮れがせまっていました。 荷物を車につんだあと、海までいっている時間はなかったので、結構高層の立体駐車場の屋上まであがると、真っ赤な夕日。 そしてその後、明るい一番星の金星。プレイルームは、夕焼けが望める大きな窓でした。みんな見てるかなあ、と大きくそびえる病院のビルに気持ちを送りました。 
 また来年もこられたらいいな、と思います。