12月26日、京都府立医科大学病院にお伺いしました。今回は、若い力がつながりあって実現した企画でした。 2018年に金沢大医学生(当時)や星つむぎの村の村人である富山大学生(当時)がつながって、北陸4大学病院でのプラネが行われました。そのときの中心メンバーである、山本さんが、研修医となって京都に赴任、とある場所で? 府立医科大の医学生と出会い、「病院がプラネタリウム」のことが熱く語られました。
府立医科大は、学生のサークルも少なく、病院での学生ボランティア活動はこれまでもあまりなかったようです。そこに、すでに6回生(まもなく国家試験)の4名が立ち上がり、「大学はじまっていらいの学生企画を病院で」行ったのでした。 学長先生はじめ、大学や病院との交渉が、どれだけ大変だったか・・
4名は、11月の京都と奈良での病院プラネのお手伝いにきてくれて、そこで「これは絶対にやらねば」の想いを強くして、感染症対策がかなり厳しい中、自分たちが卒業したあとでもこの活動が続くように、とさらに、当日ボランティアに呼びかけし、なんと20名もの学生がすぐに集まったそうです。
こんなにいてどうするのかしらん・・とこちらは正直思いましたが、うまくコーディネートし、みなが、飾り付けや準備に関わり、子どもたちとそのご家族と一緒に、プラネタリウムで盛り上がるそのシーンは、なんとも感動的でした。 小児科の教授先生もご挨拶くださり、また2回も一緒にみてくださいました。
3回の投影、よくしゃべってくれる子どもたちのリアクションに、みんながどっと笑ったり。 患者さんの年齢差も大きくありましたが、赤ちゃんの「がんみ」も含め、ほんとに「みんなで」楽しめた空気に包まれました。
「おれ、もうプラネタリウムなんて知ってるし。星座も知ってるし」といって、お母さんとけんかしながら、はいってきたTくん。 お母さんとなりに座らないで、といわんばかりの勢いだったのが、終わったあとは、お互いすっかりニコニコで。二人ともびっしり書いたアンケートをもってきてくれました。Tくん、「知らないことがたくさんあったので、大まんぞくです」と(笑)。
学生たちとは、別部屋で、自己紹介あり、振り返りあり、そして、なんと来年もやります!という手が5回生や2回生からあがり。素晴らしい、の一言です。
最初にこのきっかけをつくってくれた山本さんも、病院プラネがあったから、彼らと出会えた、ととても喜んでくれました。私たちのプラネタリウムが幸せなのは、こうやって関わった人たちが、「これを〇〇に見せたい」と思って近づいてきてくださることです。そして、そこに「絶対みんなにいいから」という確信をもってきてくれます。実現が大変であっても、やりおえればみなさんがハッピーになる。若い人たちがこうやって関わってくださること、ほんとうにありがたいです。
スタッフのみなさん、学生のみなさんとの記念撮影写真は、追って、アップしたいと思います。ありがとうございます!!