11月2日(土)、多摩市豊ヶ丘児童館にてプラネタリウムイベント「星空たいむ」に、あいプラネットの野田祥代さんと一緒によんでいただきました。植村あゆみがレポートします。

参加者は、小学校低学年を中心に地域のみなさんが40人近く。会が始まる前から会場にはとってもあたたかい空気が流れていて、児童館のみなさんと地域のみなさんの普段の関係がよくわかる、すてきな場となっていました。

 

今回のプログラムはちょっとチャレンジ!をしました。

普段は、プラネタリウムと地球ごまなどの工作のみを行うことが多いのですが、プラネタリウムの前に、以下のようなワークを試みました。

今年はアポロ11号月面着陸から50周年ということで、この50年を振り返り、更にこれからの50年(とは言わずとも)、子どもたちが大きくなった頃の未来を想像してみる、というワークです。

スライドでアポロ11号の月面着陸の話をした後、50年間の代表的な出来事を、宇宙ニュースを交えながら振り返り、その後、ポストイットに、①50年間で印象に残っていること、②子どもたちが大人になった時どんな未来になっているか、変わっていくだろうことや変わらないでほしいことなど、を書いてもらいました。

集まったポストイットを少しご紹介!

■50年間で印象に残っていること(大人が書いてくれたもの)

・テレビ電話ができた。ケータイもみんな持っている。(昔)家に電話が来た時にとっても不思議だった。

・手動⇒自動、白黒⇒カラー

・気軽に海外へ行けるようになり世界が広がりました。

・先週、高校の同窓会であった友達との日々! などなど

■どんな未来?

・大きくなったら、うちゅう人がのったUFOがいっぱいとんでいる

・空をじゆうにとべるといいな。

・うちゅうにいけたらいいな。ひこうきにのって。

・けんかがない

・人がロボットになる

・今の子どもたちが笑っていられる未来だといいナー!

・自然の中でのびのびと遊ぶ子どもたちの姿!!

・戦争のない平和な世界 などなど

 

予想以上にたくさんの未来が集まりました。

自分を見つめる時、将来・未来のことを考える時、宇宙から地球を眺めた時のことを思い出してもらえたらいいなあと思います。

そしてまた繰り返し、未来を考える機会を共に持つことができたら、明るい未来を切り開いていけるのではないかなと思ったりしています。

 

そして、50年前も変わらないもの、そして50年後も変わらずそこにあるもの、その一つが「星」だよね、その星を眺めながら、宇宙を旅しながら、未来をまた想像してみてください、とお話して、プラネタリウムを見ていただきました。

そのプラネタリウムはというと、、、

野外映画祭用の特大サイズのスクリーンに、これまた高性能なプロジェクタと音響設備が加わり、大迫力なプラネタリウムとなりました。

野田さんがあたたかくテンポのよい語りで話し始めると、子どもたちからもポンポンと反応が返ってきます。星座線を思い思いの形に想像してみたり、太陽のまわりを地球が1年かけて一周する話には自分の年齢を口々に話して嬉しそうでした。

宇宙に飛び出して見た青い地球、そして宇宙の果てから見たボイジャーが撮影したペールブルードットの地球、ここに私たちは生きていて、ここにすべてが詰まっていることを、少しでも感じて覚えていてもらえていたらいいなあと思います。元気な子どもたちと共にとても楽しくあたたかいプラネタリウムとなりました。

地球ごまの工作の後には、お待ちかね、豊ヶ丘児童館スタッフオールキャストによる、ゆずの「見上げてごらん夜の星を~ぼくらのうた~」の合奏&合唱♪

練習風景

館長さんの3~6歳まで習っていたというバイオリンは、「恐れずいろんなことにチャレンジしてほしい!」という気持ちがしっかりみんなに伝わって、大きな拍手が湧きあがりました。人の心をぎゅうっとまとめる歌の力ってすごいなあと改めて感じました。児童館のみなさん、ありがとうございました!

来年もぜひまたよろしくお願いします♪

 

最後に、、、

今回チャレンジしたワークは、私自身の力不足もあり、ワークの材料を十分に生かしきるにはもう一歩だったなという反省はありますが、変化の大きなこの時代に、宇宙からの視点を取り入れつつ、自分たちの生きる未来を想像してもらう、ということをやってみることができたことはよかったかなと思っています。

小学校高学年くらいで、かつ親子でやったら、きっとよい教材になるんじゃないかと思ったり、、、。

ぜひまたチャレンジしてみたいと思います!