5月17日(金)、金沢市にある医王病院にお伺いしました。重症心身障害のみなさんやALSや筋ジスといった難病のみなさんが多くいらっしゃるところです。星つむぎの村からは、高橋、野寺、お手伝いに、富山より近藤さん、金沢大の医学生の小川さんがきてくれました。レポートは高橋です。
 4病棟、それぞれの食堂で、天井投影4回行いました。大きな窓やろうかにひらいた場所なので、遮光作業がかなりありましたが、若くて背の高いみんながとても効率よくやってくれて、とてもスムーズ。
 4病棟あわせて100人近い方々に体験していただきました。ふだん下ばかりむいてタオルをかんでいる女性が、頭をあげて集中していたり、感激して涙をずっと流しておられる方がいたり。にっこにこになって集中するみなさん、別病棟からきてくれた中学生の瞳もどんどん輝いてくるのがわかりました。
 北國新聞の取材がはいったとき、「こういったことが治療につながるのですか」という質問に対し、スタッフの池島さんが、「こういうイベントの当日だけじゃなくて、その日を楽しみに待つということがとても大事。少し先の未来のためにがんばろうってみんなで思えることが」というお話をされていました。


 そうやって、患者さんもスタッフのみなさんも一緒になって、その日を心待ちにして準備してくださるからこそ、こういった一体感に満ちた時間をつくれるのだなということもあらためて感じました。
 4回目のときの前に、村人の野寺くんがオーロラの話題をふってくれたこともあり、以前、筋ジス病棟の方にも、「オーロラを見たい」と言われたことも思い出し、ちょっと特別、4回目だけオーロラ登場。
 スタッフの方々が、口々に自分たちが癒された、と言ってくださり、感謝です。ありがとうございました!