6月15日(土)、障害児者保護者の情報交換の場として10年以上活動されている「ゆいま~る」10周年共催行事におじゃましました。
メンバーは、跡部、野田、水野、西嶋の4名です。
神奈川県座間市の「サニープレイス座間」多目的室にて4mドームで午前3回、午後2回、計5回投影しました。
「ゆいま~る」の名前の由来は「ゆい:結い」「まーる:廻る」。
みんなで協力して助け合う、という沖縄の方言で、”~”という文字を使うことでさらに温かい響きになっています。
名前に込められた代表はじめ保護者の皆さんの想いが伝わってきます。
以下は西嶋のレポートです。
6月15日(土)は「サニープレイス座間」で、「ゆいま~る」さん共催企画の移動プラネタリウムのお手伝いをしました。
あいにくの大雨の中、山梨から駆け付けられた跡部さん、さちよさん、水野さん、西嶋の4人で、4mドームを5回上映しました。
見に来て下さったのは「ゆいま~る」や地域の通所施設の大人の方や、子どもさんたち。回毎に色々な方々との触れ合いがあり、とても楽しく心温まる時間を頂きました。
印象に残ったのは「Yちゃん」のことです。
通所施設に入ったばかりで色々なことが不安で仕方がないということで、会場に入る時から大泣きでした。
その上、黒い大きなドームの中に入るというので大丈夫かなと心配しましたが、何とか入ることはできました。
さちよさんの優しい語りが始まり、しばらくはその声をかき消すように大泣きが響いていましたが、やがて夜空に星が出てくると、なんと、そのお星様を指さし始めたではありませんか!
泣き声はだんだんと歓声に変わり、さちよさんの語りに呼応して楽しい声をあげ、隣にいる私にも「ホラホラ!見て!!」としきりに目で伝えてくれたり、それはそれは大興奮でした。
「Yちゃん」のその歓喜の眼差し、嬉しさを伝え、共感を私に求めてくれるその気持ちがとても嬉しく、とても幸せなひとときでした。
それから、身動きもせず一人じっと座り、映像を最初から静かに見つめていた6歳くらいの男の子のこと。
じっと見つめながらも、全くの無表情なのであまり興味ないのかなあ~と思いつつそばにいました。
そして、プラネの最後の場面。
宇宙旅行から地球に戻り、さちよさんの最後の語りのあたりで私の手に何か柔らかくて温かな感触が。。
なんと!その男の子が私の手をそっと握りにきたのです。
そう!「今、この地球の上でみ~んな一緒に生きているんですねえ。。」のあたりで。
私の方が本当に感動してしまいました。
その他にもたくさんの感動をもらいました。
星つむぎの村のプラネは、語り手と見る人達が直接やり取りする中で人と人とが繋がれる!、
そう、何千年も昔を生きた人々とも! というところが、やっぱり素敵なんだよな~と、思いつつ帰ってきました。
それから、今回一緒にプラネタリウムに来てくれた、同じく座間市の「緑の家」のみなさんが作ってくださった刺繍の入った台ふきんをいただきました。
楽しい模様が一針一針丁寧に縫い上げられたもので、プラネを一緒に体験したあの心豊かな皆様と重なり、とてもステキなプレゼントになりました。
ありがとうございました。