6月12日(水)、東埼玉病院にお届けしてきました。
14名の利用者の皆さん、ご家族やスタッフなど総勢40人ほどの皆さんに天井への投影を1回。
メンバーは、野田、黒井、水野、植村です。植村がレポートします。
東埼玉病院は今回初めてお伺いしました。隣接する養護学校のほうでは、移動プラネタリウムが来たことがあるそうでしたが、病棟で行うのはおそらく初めてとのことで、ドキドキしながらお伺いしました。
梅雨の合間の今日の晴れ空のように、明るく元気な病棟保育士のみなさんに迎えていただき、会場に案内されてお部屋に入ったその途端、目に飛び込んできたのはなんともすばらしい切り絵の街並み!そして段ボールで作ったビルや家たち!
切り絵は広いお部屋の壁一周ぐるっと貼ってあり、観覧車あり、電車あり、東京タワー?あり、高いビルやかわいいお家、みんなが手をつないでいる姿もありました。黒い紙で切ったきり絵には、ところどころに絵の具がアクセントのようになんともきれいに描かれていたのですが、それは利用者のみなさんが活動の中で描いてくださったものでした。投影者の野田さんが、全身鳥肌、ドキドキが10分しても治まらなかった!というほどの感激でした。
しっかり遮光された部屋は真っ暗で、なんと保育士のみなさんも普段は着ない黒いTシャツを着て、準備万端!すてきなチケットも用意され、星つむぎの村メンバーがもぎりにいかせていただく、という利用者さんにも私たちにも嬉しい演出もありました。暗転のタイミング、宇宙から戻ったあとの明るくしていく流れ、そこにもたくさんの工夫がありました。
利用者のみなさんに楽しんでもらいたい!というみなさんの心からの愛情がとってもとっても感じられて、プラネタリウムが始まる前から感動の嵐でした。
プラネタリウムは利用者のみなさんとそのご家族、そして大勢
のスタッフの方々と一緒に星空を見上げ、宇宙を旅しました。
はじめは、「ちょっと緊張しているんだよね~」とお話される方もいらっしゃいましたが、ゆっくりと空が暗くなり、ライトダウンしてみなさんお一人お一人のお誕生日星座を紹介していくと、徐々に会場の空気が一つになっていくのを感じました。なんと、今日12日がお誕生日の方が1名、そして昨日11日がお誕生日の方が1名いらっしゃるというスペシャルな日。みんなでお祝いできたのもとっても嬉しかったですね。
広い広い宇宙を旅して、青い地球に戻ってくると、今ここで一緒にあなたと星空を見ていること、その嬉しさとあたたかさが心に広がります。最後のごあいさつで、病棟保育士の方から、「上を見上げては美しい星空と宇宙の姿に感動しつつ、下を見れば利用者のみなさんとご家族のみなさんが、一緒にマットの上に寝転んで、手を取り合ったり、寄り添ったりしながら、星空を眺めている。その様子は、じーんとくるものがありました」とお話しくださいました。
一緒に寝転んで寄りそうこと、簡単にできそうで、日常の中ではなかなかないことなんですよね。それが星空の下だと自然にできる。それもプラネタリウムや星空のすてきなところだなと改めて思いました。
東埼玉病院のみなさま、とってもあたたかくすてきな時間をご一緒させていただき、どうもありがとうございました。
ぜひまたお伺いしたい、一緒に星空を眺めたいと思います!
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