9月4日、はまぐみ小児療育センターと、はまぐみ特別支援学校で病院がプラネタリウムを行いました。投影は前日に引き続き大和(紀)。村からは、大和(淳)・池田・跡部。新大の林先生は今日もお手伝いに来てくださいました。レポートは池田と大和(紀)です。

はまぐみ小児療育センターと、はまぐみ特別支援学校の投影のお手伝いに参加させていただきました。場所は、特別支援学校のプレイルーム。天井投影を行いました。

病院がプラネタリウム初参加の私は、ダウンライトが埋まったこの凸凹の天井がドームの代わりになるのかな、投影できるのかなあ、と村人でありながら半信半疑でした。
ですが、電気が消えてびっくり!天井に穴が空いたみたいに星空が広がりました。天井の凹凸にまたがる天の川や、ぐにゃんと曲がる星座絵も面白いなあ。早く皆さんに見てほしいなと、緊張のドキドキがワクワクに変わります。

施設の方から午前中は数人だけかも、、、と伺っていましたが、皆さん予定より早くに来てくださったようで、最初の回から利用者さんとご家族の方々で賑わいました。
設営準備中、先生に車椅子を押され、プレイルームに顔を覗かせた男の子がいたのですが、ちょっとモジモジした彼の顔には「何始まるんだろう」と書いてありました。あとから1回目の投映を見にまた来てくれて、紀子さんのお隣という特等席に車椅子を寄せた彼は始まる前からだんだん笑顔が見えるようになり、投影が進むにつれてどんどんお話しするように。そしてどんどん楽しくなって心が開いていったのか、いよいよ天の川銀河の外に行くよーという時には全員に聞こえる大きな声で「俺たち帰れなくなっちゃうじゃないかー!」と、会場の笑いを誘ったのでした。

プラネタリウムで空いた天井の星空、紀子さんの部屋の隅から隅まで包み込むような声、投影を見ていた彼の一言とみんなの笑い声が合わさって、あの部屋にいたみんなで宇宙に行けたような気がしました。
電気が消える前は初めましてだった人とも、満天の星を見て、惑星たちに挨拶して、故郷の銀河を眺めて、誰も見たことのない遠くまで行って帰ってくる…なんてすごい体験をしたら、電気がついた時には言葉を交わさなくても一緒に宇宙旅行をした仲間です。

はまぐみ小児療育センターの皆さん、ありがとうございました。
また一緒に星を見て、宇宙に行ける日を楽しみにしています。

大和(紀):爆笑をさらった彼は、投影前に自分の後ろに立っていた先生の膨らんだお腹を両手でよいしょと何度も押して遊んでいました。(この後、火星で起こることを予測して練習しているかのようでした)。火星を押し戻す時、彼は「地球に帰るんだ!」と必死だったそうです(笑)誰よりも頑張っていました。
午後の投影には、通所を利用している私の従兄家族も駆けつけてくれました。ひなたをとても可愛がってくれた家族です。ひなたを感じながら一緒に星を見上げてくれました。
ありがとう。