お寺で星を見よう~忍野村・承天寺にて

すべての人に星空を。

7月25日(木)、昨年に続く2回目となる忍野・承天寺での「お寺で星を見よう」に呼んでもらいました。このお寺の寺庭夫人(お寺の住職の配偶者をこう呼ぶのだそうです)が古くからの村人という縁です。まだ若いご住職夫妻ですが、すっかり地域の人たちに愛されて、子どもたちの遊びと学びの場にもなっているまさに寺子屋のような存在。イベントにも、近隣から親子連れやご高齢の方々など、さまざまな顔ぶれが集まってくれました。スタッフは、高橋・跡部と大月から井上夫妻。ご住職の同級生や檀家さんなどお手伝いの方も4名ほど。

プラネタリウムは、本堂の畳の上に4mドームを設営して各回20名程度で4回。去年は酷暑の中でしたが、今年は忍野村らしく涼しい風が吹き抜ける中、ドームの中も快適でした。みなさん、ドームに入ると「広い~」。そして、投影が終わると「こんなに本格的だと思わなかった」「宇宙は広いんですね」「来てよかった」「お父さんも連れて来ればよかった」と口々にうれしい感想を。

庫裡の方では、ワークショップコーナーで星座カードと地球ゴマづくりを井上夫妻とお寺のお手伝いの方が進めてくださいました。地球ゴマは大人の方が大喜び。

 

 

 

 

境内には移動販売のピザ屋さんが出展。日没後は、プロジェクションマッピングとして「地獄のお話」を本堂の壁に投影。光る風船ももらって、子どもたちは大満足でした。

お天気は、どんより曇り空で雨の心配もあったのですが、夕方からどんどん雲が切れ始め、暗くなった頃に木星が見え隠れ。あわてて望遠鏡を出していると、土星に大三角にさそり座と、すっかり雲が切れて夏の星たちが勢ぞろい。全員に土星の輪と木星のしま模様やガリレオ衛星を見ていただくことができました。

今後、地域の恒例のお祭り・・に進化していくお手伝いができたら、こんなに嬉しいことはありません。