木祖源流図書館でキャリングプラネタリウム

すべての人に星空を。

長野県木祖村。ここの公民館・小学校・中学校の図書館機能を統合して、地域の方にも使ってもらえる図書館として運営されているのが、木祖源流図書館です。そこの主催でキャリングプラネタリウム(出張プラネタリウム)のイベントが開催されました。ご担当の司書さんが「学校図書館」という冊子に載った高橋の本についての記事を読んでくださり、ご自身も「プラネタリウム大好きなんです」と、私たちを呼んでくださいました。
当日は、木祖小学校の体育館に7mドームを設置。空調のない体育館で暑さが心配でしたが、すぐとなりを木曽川が流れ、標高も900m近くある立地に助けられ、涼しい空気の中で投影ができました。
午前中は、主に木祖小学校の児童とその家族。あわせて100人くらい。全校児童130人の半数くらいが参加しれくれたことになります。スクールバスが村内を回って子どもたちを連れてきてくれました。
プラネタリウムとワークショップ(ポップアップカードのプラネタリウム)を交代で2回。プラネタリウムは、ライトダウンやら地球からの発進やら火星の落下やら、そのたびに大歓声があがり狂喜乱舞状態。でも、宇宙の果てから帰るときには、みんなじっと映像を見つめ、故郷の地球の姿を見つめていました。

ワークショップは、35人ずつがいっぺんに作ったので、なかなか大変でしたが、保護者の方や高学年の児童が手伝ってくれて、みんな時間内に作品をしあげることができました。自分の作品ができると、遮光ビニールで覆われた試写コーナーに持ち込んで、そちらもで「オー」という歓声があがっていました。

「木祖村はきっと星がきれいなところ。ここで見た星空をどうぞ大人になっても忘れないでください。」と伝えました。

午後からは地域の方向けの投影。ご家族づれやお友達どうしなど、住民の方が30人ほどいらしてくださいました。中には、「テレビで見ました。」と、日本のチカラを見てくださった方や、北斗七星の動きについて聞きたいと、ご自身でかかれた詳細なスケッチを持ってこられた方も。

木祖村が、みんなで星を見上げる星の村のなったらいいなと願っています。