星つむぎの村の「病院がプラネタリウム」や「キャリングプラネタリウム」は、基本的に呼ばれればどこにでもでかけていくプラネタリウムです。星つむぎの村には現在、140名ほどの「村人」と呼ばれるボランティアが、全国に点在しています。村の「星を介して人をつなぎともに幸せをつくろう」というコンセプトに共感し、村人になってくれています。村人が、自分の地域の人たちにも、ぜひ見てもらいたい、病院にいなくても在宅などで病気や障害を抱える人にも見てもらいたい、陽の当らない人に見てもらいたい・・など、いろんな思いを抱えて立ち上がり、「村人企画」を実施する・・そんなことが増えてきました。
 今回は、柏崎に引っ越して1年弱の塚田真理子(つかまり)さんが、ご自身がこの場所で生きていくためにも「プラネタリウムを呼ぼう」と決めてから1年。「柏崎みんなでプラネタリウム」が、柏崎の多くの素敵な人たちを巻き込みながら、実現し、大変多くのお客様にきていただける結果となりました。地元の方たちと「星くじらのしっぽ」という実行委員会を組み、大イベントを成し遂げたのです。
 9月27日(金)柏崎支援学校で、生徒さん、先生方およそ50名のみなさんに。
 9月28日(土)夢の森公園 280名の方に。 その夜は、自然王国で30名の方に。
 9月29日(日)自然王国 およそ200名の方に。
 9月30日(月)新潟病院で、患者さん、病院スタッフおよそ120名の方に。
 開催にいたるまで、星つむぎの村の村人や、柏崎の地元の方のご協賛を多くいただきました。非常に多くの協力者がいました。

 一般公開の際には、プラネタリウムのみならず、希望の星空ワークショップ、地球ごまワークショップも大人気。また、塚田さんや星つむぎの村メンバーの手作りによる、星グッズの販売も大人気でした。
 ドームの中も、天井でみるプラネの時間も、毎回毎回幸せ感たっぷりに包まれました。それぞれの日のレポートはまた別途アップいたします。

以下、つかまりより。

【僕らは一人では生きて行けない
泣きたくなったら思い出して(星つむぎの歌)】
一年前 9月に1人から始まった企画。
常に末っ子の0、1才児がいるわけなのでまとまった時間も思うように取れず、人、資金、実績もゼロから作り上げることなので、もちろん楽々開催というわけではありません。本当にしんどく泣きたくなったら、歌の文字通り思い出しました^^
一人では生きていけないから、頼ったり周りの力を借りるんだよ、一人では生きていけないから、これだけ沢山の人が存在しているんだよ。周りを頼りなさい、と言って聴こえました。
いろんなつながり、いろんな方が関わっていることが、この開催の大きな特徴かもしれません。

病院や特別支援学校と一般公開をくっつける事には目的もありました。同じ街に住んでいるけど、ホンモノの星空を見られない人達の存在「病院がプラネタリウム」の活動を知って欲しいこと。
会えないけれど、同じ街に住む仲間。
同じ投影を見ることで、繋がりを感じて欲しい。
宇宙からしたら、私たちは同じところから生まれた 一点の小さな集まり。
たまたま自分として生まれ、たまたま同じ時代・同じ地に住んでいる。
今 見えているこの日常も 出会いも138億年の時をかけた積み重ねによるものと思うと、なんだか少し特別になりませんか。
長文お付き合いありがとうございました。ツカマリでした。