厳しい暑さの残る9月25日。千葉東病院にプラネタリウムをお届けしてきました。
今回は天井投影を2回。7月の会で見ることができなかった利用者の方、ご家族、スタッフの方々、総勢40名ほどの皆さまにご覧いただきました。
スタッフは平原、野田の2名。平原が報告します。

廊下の窓には太陽系の惑星たちがお出迎え。看板など毎回違うデザインでスタッフの皆さんがとても手の込んだものを作ってくださいます。今回も事前に手づくりのチケットが渡されており、入場時には「チケットもぎ(昭和!^^)」も立ちプラネタリウムへのお出掛け感たっぷり!

開始時刻が近づくにつれ、スタッフの皆さんに押されながら車椅子やストレッチャー、ベッドでぞくぞくと集合!
ちょっぴり緊張の面持ちだったり戸惑っていたり。
ゆったりと安心して過ごしてもらえるように私たちもおひとりお一人、ご挨拶に伺いました。皆さんが持つチケットにはご自身の星座名が書かれており星座のお話ができてうれしかったです。

投影が始まると皆さん思い思いに星空に夢中に。
病院がプラネタリウムでは声を出しても体を動かしても大丈夫。だれもが自由に感じたことを共有できる空間です。
私たちのすべてを乗せた地球。そのきらめきをみんなでいっしょに宇宙から見つめる、壮大な物語に会場みんなが包まれます。一人一人に人生がありながら、この時間この場所でひとつになって星を見上げる奇跡に想いをはせました。

プログラムの終盤、プラネタリウムが終わってしまうことが嫌で全身で怒りをあらわに泣き出してしまう方がいたり、入場した時には緊張から体がこわばっていた女の子も帰る頃にはニコニコ笑顔で手を振ってくれたり。寝ていた子もいつの間にか目をパッチリさせ、お母さまもリラックスされていたご様子。

帰る際にはまたまた手づくりの星のお土産が手渡されます。スタッフの皆さまのお心遣いには本当に頭が下がります。
今回も会場は温かく朗らかな雰囲気で私たちも安心してプラネタリウムをお届けすることができました。スタッフの皆さまにはいつも綿密な準備とたくさんのお心配りをいただき、心より感謝申し上げます。