9月21日(土)、神奈川県辻堂 遊びリパークリノア
https://www.laulea-linoa.com/
へ、4メートルドームのプラネタリウムをお届けしてきました。
投影は 5回、約60名の親子や兄弟姉妹さん、スタッフの皆さんに。
メンバーは、あいプラネットの野田、星つむぎの村から西嶋、黒井の3人です。
西嶋と黒井がレポートします。

【西嶋レポート】
「遊びリパークリノア」という名称から公共施設を想像していましたが、NPO法人が運営しているとても大きな放課後デイと児童発達の事業所でした。
以前スーパーだったという広いスペースに20人もの子供さんたちが毎日通って来ているそうです。
4年前に開設したばかりということでそのエネルギーにびっくりでした。

午前2回、午後2回とおまけの1回の上映をしました。
最後のおまけの会に、もう一回見たいという男の子が、仲良しの小さい子と一緒に見に来てくれました。
途中で小さいほうの子が急に大きな声を出してしまい、お母さんが反射的に制止しかけましたが、そこはさちよさんが「うれしいんだね」と優しく声掛けして下さり、お母さんも安心された様子。
そう、ここはそういうプラネタリウムだから。。

その後も何度か声が出てましたが、その度にその子はとてもいい笑顔でうれしそう。
視線の先には満天の星だったり、沢山の銀河がビュンビュン飛んで行ったり!!
この子の好きな所がだんだんわかってきた気がしてこっちも楽しくなり。
そうそう!これだよね!と一緒に宇宙旅行の気分でした。

無事に地球に戻って来たときには大きい男の子と小さい男の子がしっかり手をつなぎ、私も一緒にまぜてくれていて、なにかとっても満たされた気持ちになりました。

そうなんです。
いつもこういう出逢いがあるから、ついついプラネタリウムに行きたくなってしまうのです。
いつもありがとうございます。


【黒井レポート】
お部屋の中はハロウィーンで飾られていました。
今回は笑顔に繋がる未来プロジェクトさん
https://tunagari-project.theblog.me/posts/6986390
との合同イベントです。
家族写真コーナーと遊びコーナーでは、星にちなんで傘袋のロケット作り。
会場内はどこへいっても楽しい雰囲気になっていました。

リノアさんは放課後デイサービス。
主に肢体不自由児を対象に、『4つの想い』を形にすべく活動しています。
ありのままを受け入れる『居場所』であること
安心してチャレンジできる『安全基地』であること
子どもから大人まで楽しめる『遊び場』であること
社会で生きる力を身につける『学び場』であること

「病院がプラネタリウム」にぴったりな場所でした。

ところで、星つむぎの村の「病院がプラネタリウム」ですが、
2017年秋、神奈川県初の「病院がプラネタリウム」は神奈川県立座間養護学校で行われました。
2018年は4施設、病院、理学療法フェスティバル、障害児のキャンプ、
今年は10施設で行われます。
今年になって、病院、施設だけでなく、放課後デイサービスなど様々な場所に呼んでいただけています。
年々確実に広がってきました。
実感として「うちのこどもたちにも見せてあげたいけど、来ていただけますか?
という声をいただくようになりました。

今回お伺いさせてもらった「遊びリパークリノア」様は、
今年6月に行った「横浜みんなでプラネタリウム」に来てくれた、そらくんのお母様が、
施設に推薦してくださり実現しました。
「ここでやれば、きっとまだ見たことのないお友達親子にも観てもらえると思って、代表の横川さんにやりませんか?って声をかけたんです」
そうおっしゃっていただいた。

施設の方だけでなく、利用者さんもみんなで盛り立てているように感じるこの場所は、正に安心に遊んだり学んだり出来る居場所です。
施設の横川さんからは、なんとかやれないかなぁ、と施設が資金を出しあって実現したと伺いました。
星つむぎの村のプラネタリウムハードリピーターの”えいとまん”親子とも再会。
投影を寝転んで見ることができ、各30分みんなニコニコ笑顔でドームからでてきました。
終わったあとも子どもたちご家族とゆっくり話して遊んで、の1日のイベントでした。

星は本当に不思議。
ずーっと変わらず輝いていると思っていたら、実は私たちと同じように生まれて…。いなくなってを繰り返す存在なんだと知ったとき、大切な人と見上げたくなってしまう。
「この星をみたらきっと喜ぶな…。」感動を伝えたくなってしまう。
何度観ても同じ事を感じないから、何度でも見たくなってしまう。
感じ方も人それぞれ、同じものを観ても思うことは人それぞれ。
それが、とっても面白い。

最終回の上映は見てない職員さんのために。
リノア代表のイケメン横川さんは、子どもたちの見送りがあるからと、結局一度もドームの中に入らなかった。
子どもたちのためたくさんの配慮ありがとうございました。
今度は一緒に星を見上げましょうね。