8月31日、夏休みの最終日。埼玉県寄居町にある埼玉療育園さんにお伺いしました。あいプラネットの野田(さちよさん)、星つむぎの村の西島、平原でお届けしました。談話室にて天井投影を4回。入所の皆さんと職員の皆さん約70名に観ていただきました。スタッフは野田、西嶋、平原です。平原がレポートします。
  
お伺いしたのがちょうどお昼時。わいわい、とってもにぎやか!3歳から60代の方まで入所され、投影は10数名づつ。すてきな手作りポスターが用意され、夏休みの最終日にスペシャルイベントとして皆さん楽しみにして下さっていたそうです。事前にお願いしていた暗幕張りも職員の方と子どもたちとで完璧な仕上り!初めてのプラネタリウム、しかも各回とも車椅子で15名以上の皆さんをお迎えしたのですが、職員皆さんのチームワークがすばらしく4回の上映をスムーズに行うことができました。
 病院がプラネタリウムでは「感じたことを自由に表現してね。」とお伝えしています。プログラム中に声を出しても、からだを動かしても大丈夫!感じたままを表現してもらうことを大切にしています。入所者さんも職員の方も、リラックスしてこの場を楽しんでほしいと願っています。
 投影が始まると天井いっぱいの星空!暗闇を怖がっていた女の子も夜空に夢中になり、物静かにじっと星を見つめる方、土星のなわとびに手を伸ばす方、声をあげたり体をばたばた動かす方、おひとりおひとりが思い思いに星空を楽しんでくださっていた様子。
 宇宙に飛び出すシーンでは、みんないっしょに「こころの中」で自分ができる最大限のジャンプをします。宇宙との距離は入所者さんも私たちも同じ。車椅子の上でナレーターの「ジャ~ンプ!」の声に合わせて元気に伸び上がる子どもたち。暗い中でも笑い声が広がります。「(時間がたつのが)あっという間だったね!」「また来てね!」とうれしい感想も。別れ際のハイタッチや力強い握手。たくさんの元気をもらった1日でした。
【野田レポート】
写真の『ただいま上映中』は TATSUHIKO 君の作品。
プラネタリウムを楽しみに待っていてくれた TATSUHIKO君、皆さん、楽しい時間をありがとうございました!